しきたりと教育

日本の社会は、戦後大きく変化した。株式会社の中でも、戦後教育の個性重視の流れに乗って日本的個人主義が先行している。とりわけ「しきたり」などは封建的と言われて敬遠されている。しかし、少し考えればわかることだが本物のしきたりは、ある意味で「歴史を経た先輩たちの貴重な伝承」と理解できるのだ。これを無視しては本当のイノベーションが停止するかもしれない。個人がその場で考えることなどたかがしれているのだ。日本的な仕事のあり方は、祭を準備する氏子に似て、自分の決められた役割を全うして人の役に立ち、それが周りに認められ自分の生きがいにつながっている。これが日本人の仕事なのだ。欧米の価値観では労働は一種の罰である。現代では、自分の直接的な充実感、満足感を得ることが仕事の意味と考えられている。自己中心的価値観には限界がある。

 

ある寺の境内に大きなケヤキの木があった。秋になると毎日毎日、木の葉が庭に落ちてくる。小僧が毎日、落ち葉を掃いている。小僧はある日、自分は毎日落ち葉を掃除する必要があるのか?どうせ今日、綺麗にしても明日になると元通りである。一週間まとめて掃除してもいいのではないか!この事を小僧は、恐々和尚さんに尋ねてみた。和尚さんはどう答えたか、みなさん考えてみてください。


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コメント: 1
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    Lloyd Volk (木曜日, 02 2月 2017 02:48)


    Hi there! This article couldn't be written much better! Looking through this article reminds me of my previous roommate! He continually kept preaching about this. I'll send this article to him. Fairly certain he'll have a good read. I appreciate you for sharing!